<< 第8回文学フリマ読書感想5 第8回文学フリマ読書感想3 >>

第8回文学フリマの読書感想4

「木曜日24号」(木曜日

文芸誌並のぎっちり文字組みで、200ページ近く。1文字あたり約0.0025円くらいの計算。LOLだと1文字あたりおよそ0.005円。およそ倍のコストパフォーマンスである。ちなみにこの計算にはまったく意味はない。

菅原英理子氏「病院幻想曲 その後」
 素直で柔らかく、時に可愛らしい書きぶりが良いなあと思っていたら、あっという間に終わってしまった。タイトルから察するに、何かのエピローグ的に書かれたもののようだが、主題をちゃんと持たせて一本になるような気がして、もったいなく感じた。

よこい隆氏「冬女夏草」
 歌舞伎町の異国の女性を眺める、恋人である男の視線を描く。男の語りから、押し殺したような息づかいが聞こえてクール。ただ、語りの立場が読み取りづらくて難儀した。

没法子氏「愚者の聖戦」
 なんだろう。身長1.5メートルくらいのゴジラが放射能吐きながら歩いてるのを駅前で見かけた感じ。
やたらに迫力はあるのだが、ところどころで奇抜な構成とか文体に撹乱されて手に負えない。個人的にはもうちょっと落ち着いてすすめて行って欲しい気がする。
[PR]
by lol_5 | 2009-05-19 00:16 | 文学フリマ
<< 第8回文学フリマ読書感想5 第8回文学フリマ読書感想3 >>