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第9回文学フリマ読書感想その5

「山猫」佐藤(佐藤

怪談、ということで明瞭で誠実そうな語りの文体がぽくて気持ち良い。フリーペーパーやあとがきの文章もユーモラスで好きなんだが、本文においてもくだけたカタカナ遣いが上記の文体の雰囲気に加えて作品の重さをうまく調節してると感じた。
内容は怪談以上でも以下でもないと思うんだけど、これからミステリーでもホラーでも現代小説でもなんにでもふくらみそうなポテンシャルを感じる。「怪談とはいかなるものなのか」が正直あんまり私はわかんないんだが、むしろもっと長く小説らしくしてもらいたかったかなとは思う。人物なり語りの雰囲気が優しいので、それを丁寧に味わいたいなあと。
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by lol_5 | 2009-12-26 13:57 | 文学フリマ
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