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第9回文学フリマ読書感想その6

「雨の日、テトラポッドで」霜月みつか(1103号室

ゲイとノンケの悲恋、と書いてしまうと実も蓋もないが、気取らない筆致で関係を丁寧に描いている。
ゲイ側とノンケ側の各々の語りで同じ事柄を別に章立てて書いていて、こういう手法は得てしてご都合主義に陥りやすいんだけど、この作品に関しては主観が一方に偏ることなく美しく対称になっていて読みよかった。

セクシュアリティの問題をちゃんとかけてるかどうかは私自身が寡聞なのでちょっとよくわからんが、作者の作品に対する誠実さ、丁寧さは読んでて印象に残った。


ちなみにあと3冊で文学フリマで入試した本全部読み終わります。
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by lol_5 | 2010-01-09 11:05 | 文学フリマ
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