<< 第11回文学フリマ読書感想3 第11回文学フリマ読書感想1 >>

第11回文学フリマ読書感想2

菱井真奈「小鳥のしこり」

表紙はレトロ調のキラキラした少女のイラストなのだが、ハエみたいな目をしてて怖い。(ここで見れる)

10歳の、早熟な少年と、彼に惹かれる"野菜を面取りしたあとのカスみたいな"、"心身ともにちょっぴり醜悪な"少女の、ひとなつの危険な体験が、少女の不気味に軽快な一人称で描かれている。各章題が無料エ○動画のタイトルの引用で、作品のモチーフともなっている。

東京天竺という同人に発表されている作品からのファンなのだが(過去の感想)、セクシャリティを徹底的にエグく、無価値に、粗末に扱っており、ひとが「女性」なるものに抱く幻想を、さらなる悪夢で打ち砕いてくれる。
[PR]
by lol_5 | 2011-02-05 14:19 | 文学フリマ
<< 第11回文学フリマ読書感想3 第11回文学フリマ読書感想1 >>