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第11回文学フリマ読書感想4

アイヌ・ケンネル「メルセデスどこへ行く」(実験倶楽部 No.9)

「タバコとベンツ」の、いわゆる2ちゃんコピペから、都市伝説や怪談など、巷に散乱する物語のかけらをつなぎあわせて、最終的に「桃太郎」になりかける。なんだろう、空想的な観察力とでもいおうか。
イカニモ系な前衛小説のようだが、その物語を繋ぎとめる(物語にまきこまれていく)「僕」の語りが、(たまに細かいことをきにするが)気負いもやる気もない感じで、しかも、登場人物がなんとなくみんな仲良くなるので、奇想が鼻につくことなくのんびり読める。
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by lol_5 | 2011-02-16 23:57 | 文学フリマ
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