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第8回文学フリマ読書感想7

「共感覚第3号」(「共感覚」ペンクラブ

矢部嵩氏「花屋の娘」
何かと命を粗末にしようとする友人の部屋へお見舞いに行った帰り、ふと立ち寄った花屋で、店員と一緒に電柱を育てることになる主人公。
意図してるのかどうかしらんけど、鍵括弧の台詞内に句読点がないとか、あと若干単語遣いが荒いのは気にはなるけど、不条理のなかにいる各登場人物の距離感が、淡々としていながら優しくて心地よい。
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by lol_5 | 2009-07-04 17:29 | 文学フリマ

第8回文学フリマ読書感想6

「さがしもののさがしかた」(IF&others

シンプルで柔らかいタッチの青い鳥と女の子の表紙。意外とこういうのには弱い。でも、これ、女の子が青い鳥逃がしているように見えるけども、そういう意図なのかしら。

短歌と短文と小説。

短歌の31文字ってのは、日常の生活の中で起きる感動を、最も正確に表現できる長さだと思う。散文だと、どれだけ言葉を費やしても、費やしただけ離れていく感動を、短歌なら片手に収まるサイズで、そのまま人に差し出すことが出来る。食べ物やお酒を詠んだ歌や、感動をそのまま素直に、一息に流していくタイプの歌風が個人的には好きです。
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by lol_5 | 2009-07-04 17:15 | 文学フリマ